投資顧問サービスについて考察するブログ

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VIP投資顧問は仕手行為をしているのか?

VIP投資顧問は「はめ込み」や「仕手行為」をしている、といった書き込みを見かけたので、今回は仕手筋の関する話を。また、結論をまず言っておくと、VIP投資顧問がはめ込みや仕手行為をしているという事実はまずないだろう。

「あの株価の上がり方は明らかにおかしい」と感じる銘柄を時よりみかけることがないだろうか。例えば、50円台をうろうろしていた株価が突如急騰、あっという間に170円を付けるいった具合に。

仕手筋の手口はまず、複数人で大量所有報告書の提出基準ぎりぎりの範囲で株を買いあさる。その上で、売り役と買い役を仕立て、互いに売買を繰り返しながら出来高を上げていく。

すると、割安株であることもあり、個人投資家が集まり始めて株価も上昇。目標とする株価まで達した段階で売り抜けるという流れ。

ただ、売買する意図があり、実際に成立しているのであれば法的な問題はない。しかし中には、売買の意図がないにもかかわらず、特定の株に対し目標価格のやや下値に大量の買い注文を出す「見せ玉」と呼ばれる手法もある。

見せ玉に引かれた他の投資家が、それより高い価格で買い注文を出す「ちょうちん買い」を誘い、それに売り注文をぶつけ、売り抜けたと同時に大量の買い注文をキャンセルするといった手口だ。

この10数年間、仕手筋の逮捕が相次ぎ大物はほぼ姿を消していった。バブル時に仕手集団「誠備グループ」を率い、「兜町の風雲児」と呼ばれた仕手の大物、加藤あきら氏相場操縦の疑いで2015年に逮捕され、「仕手はすっかり下火になった」と言われる。

とはいえ、昔取ったきねづかで、かつて仕手グループに属していた残党たちが、LINEなどを使った「ネット仕手筋」として生まれ変わり、小規模ながら仕掛けている。例えば再生可能エネルギー関連銘柄や、バイオ関連銘柄などの名前がささやかれている。